Google I/O 報告
アメリカサンフランシスコで Google I/O に参加しに行ってきました。今年は僕がI/Oの4回目。2009, 2011, 2012, 2013 に参加していました。今年に一番押しているのは、相変わらずソーシャルですが、去年より、何かまともにGoogleらしいソーシャルになってきたようが気がします。
次に印象的に重要だったのは Glass です。去年の I/O で申し込んだ人たちに Glass の本体が届いていて、I/Oの参加者に Glass がかけている人数が多かった。Glass のセッションも多くあって、Glassのアプリ (Glassware という) の開発についてもっと明確になってきた。まだまだだけど、Glass の熱さは明白だった。
他に Play Store や、Musicと、Mapsもありました。Music も含めて、Play も大きく変わりました。この辺もかなり進化しています。
キーノート
今年は僕が参加した I/O に関する限り、初めて、キーノートが1つになった。 2009, 2011, 2012 は全部1日目のキーノートと2日目のキーノットがありました。
キーノートは長かったけど、主要のポイントを明確にして、結構わかりやすかった。キーノットの重要なポイントはこんな感じだと思っています。
- Google+ のソーシャルデータを別のサービスに使いまわす。既に検索に使っているけど、Mapsや Play (Games + Music)にも広げる。
- Google+ はデータを非常にスマートに処理する。いろなアルゴリズムを使って、画像を自動的に綺麗にしたり、連続写真を勝手にアニメーションにしたりするなど。
- Maps はもっと動的になる。検索している場所によって、その場所に重要な道や、ランドマークを動的に表示する。これからもっと動的になるだろう。
- 音声検索が増えるでしょう。前の検索クエリーのコンテキストから、次の質問に適用する。非常に会話のようになります。
- クラウドが完全にツルーされた。。。 今年は、消費者に関する製品をメインにした。
Glassはすごい
今年のGoogle I/O では Glass を持っている人は結構いた。僕も少し試してみたけど、やっぱりすごい。 音声認識はばっちり全くトレーニングなしで、音声で制御できる。本当にこれは未来だなと思いました。将来的に Glass みたいな機械はたくさん増えてくると思います。
けど、やっぱりこういうのはまだ来てない。 Glassはよくできて、ちゃんと動きますが、かけると申し訳ない感がやっぱりあります。周囲の人は慣れてなくて、写真取られたり、動画取られたりするのが怖いだろうね。と言いますが、Glassは実際に音声か、 ボタンでしか写真とれないし、動画はデフォールトで 10秒になって、長くするのに、ボタンを押して、 手で操作しないといけないし、長い動画取ると電池がすぐなくなるし、怖いことはあまりないと思います。
PHP on App Engine
App Engine のイッシュートラッカーで一番星がつけたイッシューを解決しました。PHP は App Engine で動くようになります。 われわれ、Pythonの人たちは「ふーん」と思いがちですが、PHPはユーザーが本当に多く、App Engine のユーザーが増えるのが 本当にいいことです。
PHPはまだ Limited Preview でまだ誰でも使えるわけではない。データストアのAPI もなく、Cloud
SQLしか対応していない。そして、 mbstring
も入ってないし、特に日本人はまだ使わないほうがいいと思っています。
いつか mbstring
も追加され、少しずつ改善されると思うので、そのうち使えるようになるんじゃないかなと思っています。
Compute Engine
個人的には僕はクラウド系の発表の中、 Compute Engine に一番興味を持っています。Compute Engine は一般公開になって、誰でも使えるようになりました。 Google さんのネットワークも本当にものすごくよく出来ているので、Compute Engine の機能を結構期待しています。
これからいろいろ使いたいんですが、日本のデータセンターに置いておかないと、使うのが難しいよなぁ
Pixel
今年は Chromebook Pixel を貰いました。Pixel はいろいろ面白い。画面がかなり綺麗で、すぐ立ち上がるのがポイント。ただし、僕はローカルでテキストエディターで開発したいタイプなので、実用に使うのが難しいなって思いました。Ubuntuも入れてもいいのですが、標準では、ハードディスクが32GBしかないし、今の200GB程度のPCでギリギリ納まっているってことで、標準の Pixel は現実的じゃない。
まとめ
ことしの I/O はいろな意味でおとなしかったね。以前のI/Oにいろなものを貰えたから、ガジェットを貰いに来た人たちが多くいた感じがしました。今年は give away よりは、セッションを充実して、人と交流して、いい体験になることを目指したと思うので、楽しくてよかったなと思いました。